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気になる庭

前回ウッドデッキを作らせていただいたS様から、ウッドフェンスとお庭全体のプランニングを追加でご依頼いただきました。
今回のテーマは「和モダン」+「気になる庭」。通りすがりの人が思わず入ってみたくなるような庭に、という思いを込めてデザインしました。

kininaru-01水はけが悪く、雨の日には水たまりができて出られなかったという庭。通りからの視線も気になっていたそうです


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雨の後でも歩けるように、通路は鹿北石を使った石張りにしました。鹿北石は和洋問わずどんな庭にも映え、落ち着いた雰囲気に引き締めてくれます。

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入口には目隠しと防風(台風時は大変だったのだそう)のため、ブロックで頑丈な塀を作ることに。


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この三角の角度にこだわっています!もちろん特注品。


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杉皮を貼って趣のある屋根に仕上げました。三角の金物はこのためだったのです。塀は白セメントの掻き落とし仕上げで、中ほどに鹿北石でラインを入れてアクセントに。
kininaru-06kininaru-07このノブも特注品。もう少しすればイイ色に錆が入って、味が深まります。

kininaru-08扉を開けて中へ入ると・・・。

kininaru-09振り返るとこんな感じ。庭へ入るとまずカツラの木が出迎えてくれます。緑を配することで庭が狭く感じられないよう、背丈ほどの高さでまとめました。

kininaru-10足元に配した水場。庭の中の小さなビオトープという感じです。水面に映る空が澄んでいます。

kininaru-11黒い縦格子で通りからの視線をほどよくカットします。

kininaru-12鹿北石の小端積み花壇&ベンチには、鉢物などを置いても素敵です。

太陽が真上より少し傾いたとき、楽しいカタチの影をつくります。

kininaru-14中央にはカツラの木。風になびくハート型の葉っぱが爽やか。

kininaru-15この沓脱石は、奥様のご実家から移したもの。畑の縁石と漬物石でしたが、こちらで余生を送ることになりました。

kininaru-16この石臼とひき臼もご実家から。お子様が小さかった頃は、これでよく餅つきをされたのだそう。こういう思い入れのある物を庭の一部として再利用すると、いつでも家族の思い出が蘇って素敵ですね。

kininaru-17新しいお庭の全景です。和の趣がただようモダンなデザインに仕上がりました。

by kiraku

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    池見 拓也(いけみ たくや)
    「緑の中で、豊かに暮らそう」をテーマに森の都熊本から
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    池見 亜希(いけみ あき)
    只今、2児の子育てに日々奮闘中!
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