手をやかないシンプルガーデン
2009年9月23日 施工事例
施工前のお庭は、家を新築した際の付帯工事でつくられたもので、ほとんど手つかずの状態でした。M様は昼間はお仕事で家にいることが少ないため、とにかく手がかからず、それでいてかっこ良く見栄えのする庭にしたい、というご相談を受けました。
施工前、中央の壁面に水道が付いていたのですが水受けがなく、直接地面に落ちた水が跳ね返るのでほとんど使えなかったそうです。
今回はここに水受けをつくる事を中心に、庭全体をプランニングしました。
鹿北石を一枚一枚、根気よく小端積みにしていきます。
半円が2つ連なったようなカタチ。下の段にはレモングラスと匍匐性のローズマリーを。見た目にもおしゃれで、使いやすい水栓になりましたね。
水受けと同じ鹿北石を使って、流れるような小道をつくりました。
M様ご希望の、実のなる木をたくさん植えました。手前からオリーブ、グミ、フェイジョア、ムベ。これからが楽しみ!
また家の周りすべてに防草シートを敷き、その上に落ち着いた雰囲気の錆砂利を入れました。これで雑草に悩まされることはありません!
施工前の外観。これではフェンスがないのと同じですね。外からの視線が気になり、なんだか落ち着きません。
塀はイミテーションのレンガを外してシンプルに。細かい石を塗料と一緒に吹き付ける「スキン塗装」をかけ、掻き落とし風に仕上げました。
2カ所の植栽スペースは内と外のつながりを持たせるため小端積みに。手入れのいらないトクサは白い塀によく似合います。