木を植えること
2016年2月8日 きらくブログ
木は生き物ですから人間と共存する為には適切な樹形の維持が必要になってきます。 スペースが限られた住宅の庭ならなおさらです。
近所に気に入っている雑木を使ったアプローチがあるんですが、先日通りかかると、そこに植えられた樹木達が見るも無残な姿に…..。
しなやかな枝振りの山採りのアカシデ、コナラがブツ切りにされていました。
自分が携わった訳ではないけどなんとも悲しい気持ちになりました。
剪定するものとして、技術を磨くこと、常に勉強し続けることはもちろん、
作庭者に敬意を払う事は大切なことです。
なぜここにこの木を植えたのか。
なぜこの向きなのか。
この枝は今後どういう形になるのか?
自分の美意識も大切なんですが、少し手を止めて考えてみると今回の悲しい結果には至らなかったと思います。
3年半前、保育園のホールの周りの幅わずか1メートルの通路にたくさんの雑木を植えました。
当初、隣家が迫っていることもあり成長の早い雑木を使うことに不安の声もありましたが、適切な管理をする事で
いまでもしなやかな樹形のを保って人間と共存しています。
春は明るい緑色や赤の新芽で、秋はドングリや紅葉した葉っぱを使ってずっとこども達を達を楽しませていくことでしょうね。