本日の患者さんは…
2016年2月4日 きらくブログ
今日は熊本市内の調子の悪い樹木の治療を2件。
1件目は雑木の庭ではおなじみのソヨゴ。7mを越す株立ちの立派なものです。
このソヨゴ、黒紋病や黄化それに枯れ枝が目立ちます。とりあえず噴霧器でボルドーZを500倍にて噴霧。
黒紋病の勢いを止めにかかります。
ただ、樹勢が弱くなった本当の原因は「根」にあると思われます。おそらく根の酸素不足でしょう。
次回、根本原因を改善するために「割竹挿入法」というやり方を施し完治をねらいます。
次にアカマツの治療。
雑木の庭にも使える自然風樹形です。
このアカマツ、全体的に黄化して元気がありません。可能性は2つだと考えました。「トドマツノハダニ」と「土中の酸素不足」です。
トドマツノハダニ対策としてマシン油30倍液散布、酸素不足対策として割竹挿入法を施しました。
ここでも出てきた「割竹挿入法」とは、根の周囲にいくつか穴を掘り、その穴の中に割って節を抜いた竹を入れてその周りを堆肥で埋め戻すという方法で、この方法により土中深くまで酸素を行き渡らせることが出来ます。
桜が咲く頃にはぼちぼち結果が出て来るのではないでしょうか。
追ってレポートする予定です。