光芒の庭
2011年2月26日 施工事例
まずは背景から。無機質なスチールフェンスから温かみのある板塀へ。まがり鉋で表情をつけて。
そしてメインの石積みへ。熊本城の石垣にも使われている地元の安山岩を使います。「武者返し」も手がけた石工集団「穴太衆」に思いを馳せながら丁寧に積んでゆきます。
一方、こっちでは赤土に砂利、ワラ、セメントを混ぜたもので土団子をつくっています。
古くからある工法で土団子を積んでゆきます。なつかしい手触り。
もともと植わっていたクスノキとツバキは炭になって再び景色をつくります。
要の景石を配し、アンジュレーションをつければいよいよ植栽へ
手前からヒメシャラ、ソヨゴ、カツラ
低木類、グランドカバーを植えつければ完成です。
中央の「光源」から射す光とその恩恵をうける全ての生き物の姿をイメージさせます。
光源から一番はなれた光の筋は角のない石積みで表現しました。緑をいっそう引き立てます。
おなじみの水栓柱も
杉皮を巻いて庭に馴染むように。